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システムテストの進め方【会場】 (4122080)

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リリース直前に実施する一連のテストで特に難しいのが、網羅性と重要性のバランス取りです。これは「上流工程でユーザが提示する要件は、構造的に分解して可視化することが難しい」「テスト工程の後半(システムテストやリリース判定)に至るまで、上流工程の要件を正確に継承することが困難である」といった、システムテスト~リリース段階固有の難しさがあるからです。本講座は、ポイントを4つに絞り、受入テストの実践的な方法を解説いたします。

日時

2023年3月10日(金) 10:00-18:00

カテゴリー

IS導入(構築)・IS保守専門スキル

講師

三輪一郎 氏
(株式会社プライド  取締役常務執行役員 シニア・システム・コンサルタント )
1989年、株式会社プライドに入社。後にV字型アプローチの原型となった情報システム・エンジニアリング方法論の普及に努め、システム・ライフサイクル管理の標準化支援並びに上流工程のコンサルティングを行う。2005年には内閣府CIO補佐官を務めた。
*プライド社の新しい情報化方法論「AxSEM®」はこちらです。
教育コースの開発と講師も数多く担当。現在は青山学院大学の非常勤講師として社会人向け講座ADPISA(青山・情報システムアーキテクト育成プログラム)でも講義を担当している。PMP、ITコーディネーター。
・著書
「データ経営が日本を変える!」(共著、JUAS:2022)
「Web世代が知らないエンタープライズシステム設計」 (共著、日経BP:2022)
「はじめての上流工程をやり抜くための本」(翔泳社:2008)
「SEのための26の交渉テクニック」(翔泳社:2004)
 

参加費

JUAS会員/ITC:33,800円 一般:43,000円(1名様あたり 消費税込み、テキスト込み)【受講権利枚数1枚】

会場

一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会(日本橋堀留町2丁目ビル2階)

対象

情報システムの実務経験が概ね3年以上ある方。中級

開催形式

講義、グループ演習

定員

20名

取得ポイント

※ITC実践力ポイント対象のセミナーです。(2時間1ポイント)

特記

・お申込み後マイページより受講票をダウンロードして内容をご確認ください。

ITCA認定時間

7

主な内容

■受講形態
会場のみ(オンラインなし)【Co-lab-po(2 階会議室)施設利用にあたっての取り組み】
■テキスト
当日配布
■開催日までの課題事項
事前課題
※事前に演習対象システムの設計書を送付します。
 研修当日までにお読みになって、お持ちください。

リリース直前に実施する一連のテストで特に難しいのが、網羅性と重要性のバランス取りです。
これは、
・上流工程でユーザが提示する要件は、構造的に分解して可視化することが難しい
・テスト工程の後半(システムテストやリリース判定)に至るまで、上流工程の要件を
正確に継承することが困難である
といった、“システムテスト~リリース段階固有の難しさ”があるからです。
リリース直前には、委託した成果物の受領に伴う受入テストやその品質判定など、間接的にテストを行う難しさにも直面します。

本講座は、以下のポイントを中心に、“システムテスト”の実践的な方法を解説いたします。
・テストを含めた、総合的な「ソフトウェア品質管理」の考え方とポイント
・要件の重要性を判定するための“QFD手法”と、その適用事例
・V&V:検証(Verification)と妥当性確認(Validation)の考え方と適用方法
・設計成果物から、網羅性を考慮してシステムテスト・ケースを導く方法


<<内容>>
1.品質管理とQFD手法
・品質管理活動の全体像
・重点品質保証を行うための“QFD手法”
・QFDの作成方法
●演習1:QFD2の作成

2.テストの原理と基本的な考え方
・テストの原理
・受入テスト(一括委託の場合)
・テストの手法:V&Vの考え方と適用
・システムテストの位置づけ
・ユーザ実証テストの考え方
・テスト・ケースの導き方
●演習2:テストパターンの洗い出し
-テスト・パターンの洗い出し
-重点テスト・ケースの洗い出し
-テストスケジュールへの展開

3.テスト結果分析とリリース判定
・テスト結果分析の観点
・要件充足度の判定/運営品質の判定
●演習3:リリース判定

まとめ

◆事前学習
事前に演習対象システムの設計書を送付します。
研修当日までにお読みになって、お持ちください。


<受講者の声>
・現在テスト計画やケース作成を行っているため、重要項目一覧など考え方が参考になった。
・取り組み方、考える枠組みを知ることができ、実際の仕事に応用できそう。
・講師の方のお話が分かりやすく、今後の業務に活かせる内容だと感じた。
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